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世界でも有数の工業国として知られるドイツ。中でも自動車に関する工業製品は、優秀であるとともに、魅力あるブランドとして世界でも垂涎の的である。また、スピード無制限でその名を馳せるアウトバーンがある。
近年、250km/h自主規制が施行されたとはいえ、タクシーでさえ190km/hオーバーで走る姿を見かけることに変わりはなく、郊外にいたっては従来のアウトバーンの姿がそのまま見られる。また、冬期は日本の比較にならない量の融雪剤が散布され、ある意味ドイツは車にとって過酷な使用環境にあると言える。当然、アルミホイールにもその使用環境を満たす品質を備えていなくてはならない。
ドイツにおいてボルベットは数年前から、アルミホイールのアフターマーケットにおいてトップクラスの販売を誇るようになった。これは言い換えれば、市場にもっとも信頼されているアルミホイールであるとも言える。世界の名立たる自動車メーカーへの供給、アフターマーケットでの絶大なる支持。この実績に裏づけされたボルベットこそ、ドイツを代表するアルミホイールと言えよう。
起業より120余年もの間、ドイツ国内において製造拠点の拡大や増加を行い、着実に成長してきたボルベット社は、近年ドイツ国内にとどまらず、世界へと視野を広げてきた。
ヘスボンから始まり、メデバッハ、ゾーリンゲンと拡充。チューリンゲンにドイツ最新最大の工場を稼働させた。さらには南アフリカ、アメリカ・アラバマ州まで進出するなど、ボルベットグループとして世界規模での広がりを見せる。もちろん、器が大きくなっただけでなく、中身も今まで以上に伴っていることは、ボルベットの製品を見れば明らかだ。
今も昔も製品づくりに対する姿勢は変わらない。
ボルベット/ヘスボン
ボルベット/メデバッハ
ボルベット/チューリンゲン
ボルベット/ゾーリンゲン
AGG/オーストリア
ボルベット/南アフリカ
ボルベット/アメリカ・アラバマ州
メーカーである以上、そのこだわりがもっとも表れているのが製造工程だろう。これはボルベットといえども例外ではない。その巨大な工場の中は、製造工程のほとんどがオートメーション化されている。これは均質に大量生産するためのものだが、工場で働く人の危険を極少にし、安全に働いて欲しいという配慮も含まれている。システマティックにアルミホイールが製造されていく様子は圧巻だ。素材のアルミニウムの選択から始まり、鋳造、X線検査、特殊な機械によるサイズチェックなど、初期段階から徹底した品質管理を行う。続いて熱処理で強度を高め、様々な角度からバランスを調整し、オーブン処理・シルバー塗装・クリアコートの耐久性に優れた3層構造の高品質塗装、などモノづくりへのこだわりは枚挙に暇がない。しかし、完全なオートメーションに頼りきりではなく、重要な部分は1本1本人の手によって作業が行われる。これは、人間の持つ感覚やエモーショナルな部分を重要視する、ボルベットらしいこだわりだと言える。これらのこだわりやメーカーとしての哲学・思想など、全てのことが絶妙に重なりあって製品に表れていることが、自動車メーカーやアフターマーケットで受け入れられている理由のひとつである。
ボルベット社は、BMW、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、ジャガー、ロールスロイス、フォード、ボルボ、プジョーなどをはじめとするヨーロッパの主要自動車メーカーに供給しているヨーロッパ最大のホイールメーカーである。自動車メーカーに供給することは並大抵のことではできない。それは各自動車メーカーによって異なる高い品質基準をクリアしなくてはならないからだ。
ボルベット・アルミホイールはその高い品質基準をクリアし、長年にわたり純正ホイールを供給をし続けている。そこで培った技術力と高い品質は、アフターマーケット向けのアルミホイールにも十分に活かされている。
ヨーロッパは品質基準や環境対策に厳しいことで知られている。中でもドイツはその傾向が顕著に見られる。その厳しい基準の中、ボルベット・アルミホイールは、ヨーロッパの品質基準であるTUVをはじめ、ISO / TS 16949やISO 14001を取得し、さらには各種品質基準を満たした製品を供給している。
製造するアルミホイールも、素材となるアルミニウムの素材にも徹底的にこだわり、また、製造過程において強度やバランス、塗装などあらゆる角度からの調整も怠りはない。オートメーションによる大量生産ではあるが、1本1本一貫して徹底した品質管理が行われている。
2008 | USA 「ATS-Alabama Inc.,」社をグループ化。”Borbet Alabama,Inc.” を設立。 |
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2004 | フランス「SRF」社をグループ化。 |
2003 | ドイツ・チューリンゲンに新工場の建設開始。南アフリカ・ポートエリザベスにある「AWI」社をグループ化し、ボルベット南アフリカ工場とする。 |
2001 | ドイツ・ゾーリンゲンにある「クロンプリンツ」社をグループ化。 |
1998 | ドイツ・メデバッハに新工場の建設開始。 |
1996 | オーストリア「AAG」社をグループ化。主要自動車メーカーへのアルミホイールOEM供給を開始。 |
1989 | ドイツ・ミュンヘン近郊の「CW」社をグループ化。 |
1977 | 軽量アルミホイールの生産を開始。 |
1962 | ドイツ・ハーレンベルグにあるヘスボンに本社を設立。砂型鋳造、型鋳造、後に低圧型鋳造を加え、生産を拡大。 |
1928 | アルミニウムの鋳造を開始し、生産を拡大。 |
1881 | グスタフ・ ボルベットが、真鍮の鋳造所「BORBET社」を設立。 |