
近年、安全意識の高まりからスタッドレスタイヤは冬の雪道ドライブの必需品となってきました。輸入車はブランド毎にホイール取付部の規格が異なることが多く、適合するホイールを選ぶのも一苦労です。今回はスタッドレスタイヤ購入時に必要となる、純正ホイールのサイズ情報やスタッドレス用ホイールの選び方を解りやすくご紹介します。
(2021年11月18日現在)
目次
純正ホイールサイズを確認する
下記がT-Roc (ティーロック)の純正ホイールサイズです。下記と同サイズのホイールをお選びください。特に取付部のサイズ( P.C.D. / ホール数/ ハブ径 )が異なるホイールは取り付けることができません。
インチ | P.C.D. | ホール数 | ハブ径 | 取付ボルト |
16~19インチ | 112 | 5 | 57.1 | M14×P1.5(13R球面) |
ホイール・スタッドレスタイヤのインチサイズを決める
■タイヤ・ホイールのインチサイズは純正タイヤと同サイズが基本

自動車のタイヤ・ホイールを純正から交換する場合、インチサイズは下記の理由から「純正と同サイズ」を選ぶのが基本とされています。 これを「インチキープ」と呼びます。
・サイズを変更すると車本来の走行性能・乗り味に様々な変化が生じる
・タイヤの外径が変わると、車の速度・走行距離計が正常に計測できなくなる
ですが昨今のモデルの純正ホイールは18・19インチなどの大口径サイズも多く、同サイズのスタッドレスタイヤを購入すると「非常に高額」となる場合があります。(タイヤ・ホイールはインチサイズが大きいほど高額)そのため純正タイヤ・ホイールよりインチサイズが小径なセットを組み、購入費用を抑える「インチダウン」を選ぶユーザーも増えてきました。
■ スタッドレスタイヤ選びの裏ワザ「インチダウン」

「インチダウン」 とは、タイヤの外径を純正と同サイズにキープし、タイヤ・ホイールのインチサイズを純正より小径サイズにチェンジする手法です。下記にインチダウンのメリット・デメリットをまとめました。メリットの多い手法なので、検討してみてはいかがでしょう。※インチダウンできない車種・グレードもあります。
<メリット>
◯コストパフォーマンスが高い
一番のメリットは「経済面」です。ワンサイズの変更でも価格が大きく下がります。
◯ワンランク上のタイヤが狙える
同予算で高性能な「ワンランク上」のスタッドレスタイヤを購入することができます。
◯計器類が正常作動する
タイヤの外径が純正サイズと同じため、速度・距離計などの「計器が正常に作動」します。
◯乗り心地の改善
厚みが増したタイヤが地面からの「衝撃を吸収」することで乗り心地が改善します。
<デメリット>
◯スタイリングが損なわれる
側面部に厚みが出ると「タイヤ・ホイールが小さく」見え、スタイリングが損なわれます。
◯走行性能が変わる
タイヤが厚くなり、ハンドルを切ったときの反応や高速走行時の「安定性が低下」します。
T-Rocのグレード別、純正インチサイズと最小装着可能インチサイズ

T-Rocはグレードによりインチダウンをすることができます。下記にグレード別の純正インチサイズと、弊社専門スタッフが実車計測を行い調べた最小の装着可能インチサイズをまとめました。純正インチサイズより最小装着可能インチサイズが小径なグレードは、インチダウンすることができます。
※最小装着可能インチサイズは弊社取扱いホイールを基準に算出しています。
※グレードによりブレーキ・足回りの仕様が異なる車種は装着可能最小インチサイズが異なります。
エンジン | グレード | 純正 インチサイズ | 最小装着可能 インチサイズ | インチダウン 可否 |
TSI | スタイル | 16インチ | 16インチ | × |
TSI | スタイル デザインパッケージ | 17インチ | 16インチ | ◯ |
TDI | スタイル | 16インチ | 16インチ | × |
TDI | スタイル デザインパッケージ | 17インチ | 16インチ | ◯ |
TDI | スポーツ | 18インチ | 16インチ | ◯ |
TDI | Rライン | 19インチ | 16インチ | ◯ |
ホイール選びで見逃しがちなサイズ以外のポイント
スタッドレスタイヤを装着するホイールは、季節に合わせ「年二回の交換作業」を行い、冬の「雪道を走行」します。この二点の使用状況を踏まえ、スタッドレスタイヤ用ホイール選びのポイントをまとめました。
◯交換のしやすさ
付け替え頻度の高いスタッドレス用ホイールには「車種専用ホイール」といわれる、純正のボルトで装着できハブリング※を必要としないホイールがオススメです。付属品で装着するホイールはボルトの付け間違い・ハブリングの付け忘れ・付属品の紛失などのトラブルが発生します。
※ホイール取付部の「センターホール」とクルマ側の「センターハブ」にできた隙間を埋めるパーツ
◯洗いやすさ
降雪地域ではスポークの本数が少ない「シンプルなデザイン」がオススメです。雪道の走行はホイールが非常に汚れるため、複雑なデザインは洗浄に時間を要します。 反面、非降雪地域では交換したことが分からない様な「純正ホイールに近いデザイン」がオススメです。
◯ホイール色
降雪地域では「単色のシルバー」がオススメです。冬場は雪で縁石などの障害物が隠れてしまいます。気付かず障害物でホイールにキズ付けた経験があるという方も多いと思います。シルバー色なら塗装が剥がれても、下地(アルミ)がシルバー色のためキズはそれほど目立ちません。反面、非降雪地域では交換したことが分からない様な「純正ホイールに近い色目」がオススメです。
◯センターキャップ
社外品の中にも純正品のセンターキャップを取り付けられるホイールがリリースされています。外観を「ブランドロゴ」で統一したい方にはこちらがオススメです。
ホイール選びのまとめ
ホイールの購入を検討している大半の方は、スタッドレスタイヤの装着を目的としています。冬に適した仕様のホイールをお選びください。またタイヤとの同時購入ならT-Rocはグレードによりインチダウンサイズも選択することができます。メリット・デメリットをよく理解しご検討ください。
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